本記事では、OneLogin(IdP)から Dropbox Business(SP)へのSCIM ユーザープロビジョニングの設定手順をご案内します。前提条件、ユーザーおよびグループのプロビジョニング設定、動作確認、自動化および無効化までの各操作をご説明します。
OneLogin から Dropbox Business へのユーザープロビジョニング導入により、従業員の入社・退社手続きの自動化、アプリケーションを横断したユーザー管理の効率化を実現し、セキュリティの強化とコスト削減に貢献します。
目次
- 前提条件
- ユーザープロビジョニングの設定
- グループプロビジョニングの設定
- プロビジョニングの動作確認
- Silent provisioningが有効の場合の招待方法
- ユーザープロビジョニングの自動化
- プロビジョニングの無効化
- トラブルシュート
前提条件
- OneLoginのライセンスプラン が Professional または旧ライセンスプラン Unlimited のいずれかであること
- OneLoginの Super User または Account Owner 権限を持つアカウントを所有していること
- Dropbox Business のプランが Advanced または Enterprise であること
- Dropbox Business における管理者権限をお持ちであること
ユーザープロビジョニングの設定
- OneLoginに管理者でログインし、管理 を開きます
- Applications > Applications を開きます
- [Add App]をクリックします
-
Dropbox と検索し、該当コネクタを選択します
- [Save]をクリックします
-
Configuration タブに移動し、API Connection >[Authenticate]をクリックします
-
Dropbox をクリックします
- Dropbox Businessの管理者アカウントで続行します
-
Access タブに移動し、割り当てたいユーザーが属するロールを選択します
-
Provisioning タブに移動し、Enable provisioning にチェックを入れ、[Save]をクリックします
ユーザープロビジョニングの設定は以上です。
グループプロビジョニングの設定
-
Parameters タブに移動し、Entitlements > Refresh をクリックします
- Dropbox Field > Groups フィールドを選択します
-
Include in User Provisioning にチェックを入れ、[Save]をクリックします
-
Rules タブに移動し、[Add Rule]をクリックします
- 任意の Name を入力します
-
任意の Conditions を設定します
Conditions は、 Ruleをどのユーザーに割り当てるのかを設定する項目です
今回の場合は、 第一営業部 というロールに所属するユーザーに割り当てます
*Conditionsを設定しない場合は全ユーザーに Rule が適用されます。1. 1番左の項目では、何を用いてユーザーを指定するのかを選択します
今回の場合はロールを用いてユーザーを指定する為、 Roles を選択します
2. 真ん中の項目では、 include (含む) か do not include (含まない) を選択します
今回の場合は、include を選択します
3. 一番右の項目では、対象のロールを選択します
今回の場合は、第一営業部 を選択します
以上で Conditions の設定は完了です - Actionsを設定します
Actionsは、Conditionsで選択したユーザーをDropbox Business上のどのグループに割り当てるかを選択する項目です
今回は、 Dropbox Business 上の 第一営業部 というグループに割り当てます
1. Actionsの左上の項目で Set Groups in Dropbox を選択します
2. Actionsの右上の項目で From Existing にチェックを入れます
3. Actionsの左下の項目の Select Groupsでユーザーを追加するグループを選択します
今回の場合は 、第一営業部を選択します
4.[Add]をクリックします
5. グループが追加されたことを確認します
以上で Actions の設定は完了です
-
Ruleの設定が完了したら[Save]をクリックします
-
Rule が作成されたことを確認し、右上の[Save]をクリックします
- More Actions > Reapply entitlement mappings を選択します
- [OK]をクリックします
グループプロビジョニングの設定は以上です。
プロビジョニングの動作確認
-
Users タブに移動し、対象ユーザーの Pending をクリックします
- [Approve]をクリックします
この時、 Dropbox Business 上に新しくユーザーが作成される為、そのユーザーのメールアドレス宛に Dropbox Business から招待メールが送信されます
(Silent Provisioning 機能を利用されている場合は、メールは送信されません。詳しくは
2. Silent Provisioning 機能を利用している時の招待方法 をご覧ください)
< ユーザーに送信されるメールの内容 >
- 該当ユーザーの Provisioning State が Provisioned に変化したことを確認します
- Dropbox Business のメンバー管理画面を確認すると、ユーザーが作成され、○ 人のメンバーが保留中です となっていることが確認できます
[管理]をクリックすることで作成されたユーザー一覧を見ることができます
-
グループプロビジョニングの設定 を実施した場合は、Dropbox Business上の第一営業部のメンバーにYamada Taroというメンバーが追加されていることを確認します
プロビジョニングの動作確認は以上です。
Silent provisioningが有効の場合の招待方法
Configuration タブに移動し、Silent provisioning にチェックを入れた場合、作成されたユーザー宛にDropbox Businessからの招待メールは送信されません。
本セクションでは、Silent Provisioning 機能を利用している場合の、Dropbox Businessから作成されたユーザー宛への招待メールの送信方法をご案内します。
- Dropbox管理コンソールの メンバー タブを開き、 [管理]をクリックします
-
招待済み、未参加 から招待を行うユーザーの[リマインダーを送信]をクリックします
リマインダーを送信をクリックすることでユーザーに招待メールが送信されます
< ユーザーに送信されるメールの内容 >
Silent provisioningが有効の場合でも招待メールを Dropbox Business から受信する方法は以上です。
ユーザープロビジョニングの自動化
-
Provisioning タブに移動し、自動実行したい操作のチェックを外し、[Save]をクリックします
- More Actions > Reapply entitlement mappings を選択します
- [OK]をクリックします
-
Users タブに移動し、全ユーザーの Provisioning State が Provisioned に変化していることを確認します
ユーザープロビジョニングの自動化は以上です。
プロビジョニングの無効化
- OneLoginに管理者でログインし、管理 を開きます
- Applications > Applications を開きます
- ご利用中の Dropbox を検索し、該当コネクタを選択します
-
Provisioning タブに移動し、Enable provisioning のチェックを外し、[Save]をクリックします
プロビジョニングの無効化は以上です。
トラブルシュート
-
Provisioning State が Failed と表示されてしまう
Provisioning State に Failed と表示されている場合、何らかの原因でプロビジョニングが失敗していることになります。[Failed]をクリックすることで、原因が表示されますので、その原因をもとに各種設定内容をご確認ください
例)Dropbox Businessのライセンスが不足していることが原因でプロビジョニングが失敗している