本記事では組織によって複数の 組織ワークスペース 管理を行うための設定方法をご案内いたします。SAML連携したドメインのすべてのユーザーは、SAML連携解除時にワークスペースから削除されます。なお、ローカルで登録したユーザーのアカウントは削除されません。
本記事では、OneLogin から HPE GreenLake(Aruba Central)の管理コンソールへのSAML シングルサインオン(SSO)およびJITプロビジョニングの設定手順をご案内します。
目次
前提条件
- OneLoginのライセンスが Starter, Enterprise, Unlimited または SSO, Advanced, Professional(新料金体系)のいずれかであること
- OneLoginの Super User または Account Owner 権限を持つアカウントを所有していること
- HPE GreenLakeの Workspace Administrator 権限をお持ちであること
- HPE GreenLakeの 組織ワークスペース の機能が有効化されていること*1
- HPE GreenLakeの ワークスペース に紐づく 組織 を作成済みであること*2
- HPE GreenLakeの Organization Administrator 権限をお持ちであること*2
*1組織ワークスペース の機能を有効化するには HPEヘルプサポート にお問い合わせが必要です。
*2ワークスペース に紐づく 組織 を作成したHPE GreenLake管理者には、自動的にOrganization Administrator 権限が割り当てられます。
SAML連携の設定
1. OneLogin側の設定
- OneLoginに管理者でログインし、[管理]をクリックします
-
Applications メニューから[Applications]を選択します
- [Add App]をクリックします
-
HPE GreenLake と検索し、該当コネクタを選択します
- [Save]をクリックします
- More Actions > SAML Metadata を選択します
-
SSO タブに移動し、 SAML Signature Algorithm を SHA-256 に変更します
-
Access タブに移動し、割り当てたいユーザーが属するロールを選択します
- [Save]をクリックします
2. HPE GreenLake側の設定
- Workspace Administrator 権限を持つアカウントで HPE GreenLake にログインし、ワークスペースの管理 をクリックします
-
組織ガバナンス を選択します
-
ドメイン を選択します
- [ドメインの追加]をクリックします
- 任意のドメイン名を入力し、[ドメインの要求 →]をクリックします
-
ドメイン検証TXTレコード をコピーし、お使いのDNSサービスに登録します
- [閉じる]をクリックします
- ドメインの[⋯]>[今すぐドメインを検証]をクリックします
- 要求が 確認済み になっていることを確認してください
-
組織ガバナンス をクリックします
-
SSOプロファイル をクリックします
- [SSOプロファイルの作成]をクリックします
-
以下の通りに設定し、[次へ →]をクリックします
項目 入力値 SSOプロファイル名 任意の名前
例)Demo Pentio Dev SSO Profileドメイン 2. HPE GreenLake側の設定 手順5で設定した任意のドメイン(選択) 認可方法 ☑︎ GreenLake Platformで認可をローカルに設定します。(チェックを入れる)
*JITプロビジョニングを設定する場合は、以下の通りに設定し、[次へ →]をクリックします。項目 入力値 SSOプロファイル名 任意の名前
例)Demo Pentio Dev SSO Profileドメイン 2. HPE GreenLake側の設定 手順5で設定した任意のドメイン(選択) 認可方法 ☑︎ セッションベースの認可にはSSO SAML応答を使用します。(チェックを入れる) 認可属性のSAML属性名 hpe_ccs_attribute(デフォルト値)
- [次へ →]をクリックします
[次へ →]をクリックします
- メタデータXMLファイルのアップロード > ファイルの選択 をクリック後、1. OneLogin側の設定 で取得した
onelogin_metadata_xxxxxxx.xmlをアップロードします
- メタデータが正常にアップロードできたことを確認します
- 下の方にスクロールして[次へ →]をクリックします
-
以下の表のように値を入力・確認し、[次へ →]をクリックします
項目 入力値 リカバリアカウントの作成 ☑︎(チェックを入れる,デフォルト値)
*SSOの設定に不備があった場合、再度ログインするためのリカバリアカウントを作成します。リカバリアカウントのユーザー名 値をコピーして保存する リカバリアカウントの連絡先メールアドレス 任意のメールアドレス(メールエイリアス)を入力する
*このユーザーには、個人に依存しないメールエイリアスを設定することをお勧めします。リカバリアカウントのパスワード 任意のパスワードを設定する
- セッションタイムアウトの分数を任意で設定し、[次へ →]をクリックします
例)30
- 認可が Local に設定されていることを確認します
*JITプロビジョニングを設定する場合は、認可が SAML に設定されていることを確認します。
- 下の方にスクロールして[作成]をクリックします
SAML連携の設定は以上です。
組織ワークスペースの追加
組織ガバナンスの設定により、複数のワークスペースを組織管理下に置くことが可能です。これにより、1つのドメインで複数のワークスペースにSSOできるようになります。
- Workspace Administrator 権限を持つアカウントで HPE GreenLake にログインし、ワークスペースの管理 をクリックします
-
組織ガバナンス をクリックします
-
組織ワークスペース をクリックします
- [ワークスペースの作成]をクリックします
-
以下の通りに設定します
項目 入力値 ワークスペースの名前 任意の名前
例)Pentio Demo2 Env国 Japan(選択) 所在地住所 ご住所をご記入ください
例)東京都千代田区永田町
- 法的事項を確認の上、このチェックボックスをオンにすることで、組織を代表して法的事項を承認することになります。にチェックを入れて、[ワークスペースの作成]をクリックします
-
ワークスペースが作成されました と表示され、組織ワークスペース一覧に作成したワークスペースが追加されていることをご確認ください
- 起動しているワークスペース名の表示をクリックし、ワークスペースの切り替え をクリックします
- [起動]をクリックします
- トップ画面が表示されることを確認します
組織ワークスペースの追加は以上です。
SAML SSOの動作確認
動作確認を行う際は、ブラウザのシークレットモードやプライベートブラウジングなどを利用し、ログイン済みセッションがないブラウザ環境でご確認ください。
- コネクタを割り当てたユーザーでログインし、HPE GreenLake のコネクタをクリックします
*HPE GreenLake側の複数ワークスペースにローカルユーザーとして追加されていることを前提とします。
- 起動したいワークスペースの[ワークスペースに移動]をクリックします
- 正しくシングルサインオンされることを確認します
-
HPE Aruba Networking Central の[起動]をクリックします
*最近のサービスにHPE Aruba Networking Centralが表示されない場合は、 マイサービス をクリックしてから、同様の操作を行なってください。
- Aruba Centralの Network Overview が表示されます
SAML SSOの動作確認は以上です。
Aruba Central URLからの起動確認
動作確認を行う際は、ブラウザのシークレットモードやプライベートブラウジングなどを利用し、Aruba Centralへのログイン済みセッションがないブラウザ環境でご確認ください。
*Aruba Centralにアクセスするためには、HPE GreenLakeへの SSO が必要になります。SSOプロファイルで設定しているドメインのユーザーは、SSOでのみワークスペースに入ることができます。
- ブラウザからAruba Centralにアクセスし、HPE GreenLakeのログインページにリダイレクトされます
- [Sign in with SSO]をクリックします
- Emailを入力し、[Next]をクリックします
- OneLoginの ユーザー名 を入力し、[続行する]をクリックします
- OneLoginの パスワード を入力し、[続行する]をクリックします
- 起動したいワークスペースの[ワークスペースに移動]をクリックします
*HPE Aruba Networking Central のサービスが追加されているワークスペースを選択します。
-
HPE Aruba Networking Central にリダイレクトされます
- Aruba Centralの Network Overview が表示されます
Aruba Centralの起動確認は以上です。
JITプロビジョニングの設定
SAML連携の設定の設定が完了している必要があります。
JITプロビジョニング に必要な SAML 属性値のうち、変数として扱いたい 役割 と ワークスペースID の部分について、対応するカスタムユーザーフィールドをそれぞれ2個ずつ作成します。
- OneLoginに管理者でログインし、[管理]をクリックします
- Usersタブ > [Custom User Fields]をクリックします
- [New User Field]をクリックします
- Name と Shortname に任意の名前を付けて[Save]をクリックします
例)Name:RoleNameHPE、Shortname:RoleNameHPE
- [New User Field]をクリックします
- Name と Shortname に任意の名前を付けて[Save]をクリックします
例)Name:WorkspaceIdHPE、Shortname:WorkspaceIdHPE
- [New User Field]をクリックします
- Name と Shortname に任意の名前を付けて[Save]をクリックします
例)Name:SubRoleNameHPE、Shortname:SubRoleNameHPE
- [New User Field]をクリックします
- Name と Shortname に任意の名前を付けて[Save]をクリックします
例)Name:SubWorkspaceIdHPE、Shortname:SubWorkspaceIdHPE
-
1. OneLogin側の設定で作成した HPE GreenLake (Aruba Central) のコネクタ管理画面を開きます
-
Parametersタブ を開き、hpe_ccs_attribute をクリックします
1. 複数の役割付与や複数のサービスID指定が不要な場合
-
以下の通りに設定し、[Save]をクリックします
項目 入力値 Value - Macro -(選択) Valueの値 version_1#{custom_attribute_WorkspaceIdHPE}:0:{custom_attribute_RoleNameHPE}:ALL
*上記の 0 はHPE GreenLakeクラウドサービスID00000000-0000-0000-0000-000000000000の省略形です。
*上記の ALL はすべてのスコープを許可するALL_SCOPESの省略形です。
*書式は、{version_1}#{workspace id}:{service id}:{role_name}:{resource_ restriction_policy_name|ALL_SCOPES}となります。任意にカスタマイズすることが可能です。
- [Save]をクリックします
- Usersタブ > [Users]をクリックします
- シングルサインオンするユーザーの管理画面を開きます
-
以下の通りに設定し、[Save User]をクリックします
項目 入力値 RoleNameHPE
※ OneLogin側の設定 手順4で設定した名前
役割(アクセス許可)
例)Workspace Administrator*HPE GreenLake Platformの役割の中では、Orders Operator, Workspace Administrator, Workspace Observer, Workspace Operatorを与えられます。
*上記以外の役割については、Workspace Memberとしてワークスペースにアクセスできます。WorkspaceIdHPE
※ OneLogin側の設定 手順6で設定した名前
お使いのHPE GreenLake ワークスペースID
例)e000c000d00000efab0ed0beaab00f0a
*1つの組織に管理される複数のワークスペースが存在する場合、この値を変更して起動するワークスペースを設定できます。
2. 複数の役割付与や複数のサービスID指定が必要な場合
HPE GreenLake PlatformとHPE Aruba Networking Centralの役割を付与する設定例をご紹介します。
以下の通りに設定し、[Save]をクリックします
項目 入力値 Value - Macro -(選択) Valueの値 例)
version_1#{custom_attribute_WorkspaceIdHPE}:0:{custom_attribute_RoleNameHPE}:ALL:683da368-66cb-4ee7-90a9-ec1964768092:{custom_attribute_SubRoleNameHPE}:ALL*verion_1#{Workspace ID}: に {Service ID}:{role_name}:{resource_ restriction_policy_name|ALL_SCOPES} をコロンで繋げることで、複数の役割やサービスIDのJITプロビジョニングが可能となります。
*HPE Aruba Networking Centralの役割を付与するには、HPE Aruba Networking CentralのサービスID 683da368-66cb-4ee7-90a9-ec1964768092 を設定する必要がございます。
- [Save]をクリックします
- Usersタブ > [Users]をクリックします
- シングルサインオンするユーザーの管理画面を開きます
-
以下の通りに設定し、[Save User]をクリックします
項目 入力値 RoleNameHPE
※ OneLogin側の設定 手順4で設定した名前
役割(アクセス許可)
例)Workspace Administrator*HPE GreenLake Platformの役割の中では、Orders Operator, Workspace Administrator, Workspace Observer, Workspace Operatorを与えられます。
*上記以外の役割については、Workspace Memberとしてワークスペースにアクセスできます。WorkspaceIdHPE
※ OneLogin側の設定 手順6で設定した名前
お使いのHPE GreenLake ワークスペースID
例)e000c000d00000efab0ed0beaab00f0a
*1つの組織に管理される複数のワークスペースが存在する場合、この値を変更して起動するワークスペースを設定できます。
SubRoleNameHPE
※ OneLogin側の設定 手順8で設定した名前
役割(アクセス許可)
例)Aruba Central Administrator
3. 複数のワークスペースで役割やサービスID指定が必要な場合
1つ目のワークスペースにはHPE GreenLake PlatformとHPE Aruba Networking Centralの役割を付与し、2つ目のワークスペースにはHPE GreenLake Platformの役割のみ付与する設定例をご紹介します。
-
以下の通りに設定し、[Save]をクリックします
項目 入力値 Value - Macro -(選択) Valueの値 例)
version_1#{custom_attribute_WorkspaceIdHPE}:0:{custom_attribute_RoleNameHPE}:ALL:683da368-66cb-4ee7-90a9-ec1964768092:{custom_attribute_SubRoleNameHPE}:ALL#{custom_attribute_SubWorkspaceIdHPE}:0:{custom_attribute_RoleNameHPE}:ALL*version_1 に #{Workspace ID}:{Service ID}:{role_name}:{resource_ restriction_policy_name|ALL_SCOPES} をコロンで繋げることで、複数のワークスペースを指定できます。
*複数の役割やサービスIDを指定する書式については、複数の役割付与や複数のサービスID指定が必要な場合をご覧ください。HPE Aruba Networking Centralの役割を付与するには、HPE Aruba Networking CentralのサービスID 683da368-66cb-4ee7-90a9-ec1964768092 を設定する必要がございます。
- [Save]をクリックします
- Usersタブ > [Users]をクリックします
- シングルサインオンするユーザーの管理画面を開きます
-
以下の通りに設定し、[Save User]をクリックします
項目 入力値 RoleNameHPE
※ OneLogin側の設定 手順4で設定した名前
役割(アクセス許可)
例)Workspace Administrator*HPE GreenLake Platformの役割の中では、Orders Operator, Workspace Administrator, Workspace Observer, Workspace Operatorを与えられます。
*上記以外の役割については、Workspace Memberとしてワークスペースにアクセスできます。WorkspaceIdHPE
※ OneLogin側の設定 手順6で設定した名前
お使いのHPE GreenLake ワークスペースID
例)e000c000d00000efab0ed0beaab00f0a
*1つの組織に管理される複数のワークスペースが存在する場合、この値を変更して起動するワークスペースを設定できます。
SubRoleNameHPE
※ OneLogin側の設定 手順8で設定した名前
役割(アクセス許可)
例)Aruba Central AdministratorSubWorkspaceIdHPE
※ OneLogin側の設定 手順10で設定した名前
お使いのHPE GreenLake ワークスペースID
例)fb00aefe0a0000f0b0e000de0fa00d00
JITプロビジョニングの設定は以上です。
SAML SSOの無効化
SSOプロファイルを削除すると、SSOユーザーのHPE GreenLakeクラウドへのアクセスが中断されるため、続行する前に、以下の影響を必ず確認してください。
*組織からSSOプロファイルを削除すると、SSOプロファイルに関連付けられたドメインのユーザーは、HPE GreenLakeクラウド上の組織に紐づくワークスペースから削除されます。
*ローカルで作成したユーザーのHPE GreenLakeのアカウントは削除されません。ユーザー管理からワークスペースに再度追加することで、メールアドレスとパスワードを使ったログインが可能です。
*JITプロビジョニングで作成したユーザーについては、HPE GreenLakeのアカウントが作成されていないため、完全に削除されます。新たにローカルでユーザーを作成することで、メールアドレスとパスワードを使ったログインが可能です。
-
Organization Administrator 権限をもつHPE GreenLakeに管理者でログインし、ワークスペースの管理 をクリックします
-
組織ガバナンス をクリックします
-
SSOプロファイル を選択します
- SAML連携を解除したいSSOプロファイルをクリックします
-
削除 をクリックします
- 確認に DELETE と入力し、[削除]をクリックします
SAML SSOの無効化は以上です。