本記事では、OneLogin から Zoom へのSCIMユーザープロビジョニングの設定手順をご案内します。
本記事では、従来のスタンダードなZoom コネクタよりも高度なプロビジョニング設定ができるZoomコネクタ Zoom(advanced setup) の設定方法についてご紹介いたします。
目次
- ZoomコネクタとZoom(advanced setup)コネクタの違い
- 前提条件
- OneLogin - ユーザープロビジョニングの設定
- OneLogin - プロビジョニングするパラメータの設定
- Zoom - SAMLレスポンスマッピングの設定
- ユーザープロビジョニングの自動化
- ユーザープロビジョニングの動作確認
- ユーザープロビジョニングの無効化
ZoomコネクタとZoom(advanced setup)コネクタの違い
Zoomと Zoom(advanced setup) ではプロビジョニングで設定できる範囲が異なります。既にZoomコネクタをご利用されている方は、こちらの違いを確認してからご検討ください。
1. プロビジョニングに対応しているパラメータの種類
Zoomコネクタと Zoom(advanced setup) コネクタでは、対応しているパラメータ数が異なります。下記に記載しているパラメータ対応表をもとに、同期したいパラメータがスタンダードなZoomコネクタで十分である場合はZoomを、同期したいパラメータがスタンダードなZoomのみでは不足している場合は Zoom(advanced setup) をご利用ください。
2. 一部パラメータのプロビジョニング方法が選択可能に
Zoom(advanced setup)では First Name、Last Name、Departmentの3つのパラメータについて、SAML Just In Time(JIT) ProvisioningとOneLoginのユーザープロビジョニングの2つのプロビジョニングを選んで利用することができます
❒ SAML JIT Provisioning とは
SAML認証時に送信するXMLに記述されているパラメータからOneLoginのユーザーパラメータを取り出し、Zoomのパラメータを書き換えてくれる機能です
ユーザーがSSOした際に自動的にZoomのユーザーパラメータが書き換えることができます
OneLogin Starter / Enterprise / Unlimited プランでご契約されている方がご利用できます
❒ OneLogin ユーザープロビジョニング とは
OneLoginが提供するユーザープロビジョニング機能です サービスプロバイダ側のSCIM APIを使い、ユーザーパラメータを書き換えてくれる機能です
OneLogin Unlimited プランでご契約されている方のみご利用できます
OneLoginのユーザープロビジョニングはOneLogin Unlimited プランでご契約されている方のみご利用できるプランですので、Starter / Enterprise プランでご契約されている方はSAML JIT Provisioningのみご利用になることができます
Zoomコネクタが対応しているパラメータ一覧
Zoom(advanced setup) コネクタが対応しているパラメータ一覧
※赤色のパラメータは Zoom で対応しているパラメータを示します
前提条件
- OneLoginのライセンスプラン が Professional または旧ライセンスプラン Unlimited のいずれかであること
- OneLoginの Super User または Account Owner 権限を持つアカウントを所有していること
- Zoomにおける管理者権限をお持ちであること
1.OneLoginのユーザープロビジョニング連携の設定
- OneLoginに管理者でログインし、[管理]をクリックします
- Applications のページを開き、検索欄に Zoom(advanced setup) と入力しコネクタを選択します
- Configuration > Application detailsの Subdomain にお使いのZoom環境のサブドメインを入力します(例:pentio.zoom.usの場合、「pentio」と入力)
- API Connection の Authenticate をクリックし、API接続を行います
- Zoom(advanced setup)をクリックし、管理者権限を持つユーザーでZoomの認証を行います
-
Zoom(advanced setup) OAuth が Clear Token に変わったことを確認したら[Save]します
-
Provisioning > Workflowの Enable provisioning にチェックを入れます
- Provisioning > Workflowの Require admin approval before this action is performed:
Zoomにプロビジョニングする前に、管理者に承認をとる操作を選択します
- Provisioning > Workflowの When users are deleted in OneLogin, or the user's app access is removed, perform the below action:
OneLoginでユーザーが削除された時の動作を選択します
・Do Nothing:削除しない
・Delete:Zoomアカウントも自動削除
・Suspend:Zoomアカウントの停止
- Provisioning > WorkflowのWhen user accounts are suspended in OneLogin, perform the following action:
OneLoginでユーザーが停止された時の動作を選択します
・Do Nothing:削除しない
・Suspend:Zoomアカウントの停止
2. OneLogin - プロビジョニングするパラメータの設定
- Zoom (advanced setup)コネクタの Parameters タブへ移動します
-
Parametersタブには、Zoomへプロビジョニングできるパラメータが表示されています
パラメータの種類
・(SAML SSO & provisioning) 例:Department
SAML JIT Provisioning及びユーザープロビジョニングのいずれのプロビジョニングも使うことができます
Include in User Provisioningにチェックを入れると、OneLoginのユーザープロビジョニングでZoomのパラメータが書き換えられます
SAML JIT Provisioningをご利用になられる場合は、Zoom側でSAMLレスポンスマッピングの設定が必要になります
・(provisioning only) 例:First name, Last name, Organization, phone等
OneLoginのユーザープロビジョニングのみにより、値を変更することができます。
Include in User Provisioning にチェックを入れ、プロビジョニングしたいOneLoginのユーザーフィールドをValueから選択して保存します。
・(SAML SSO only) 例:First name, Last name, Company, Phone number等
Zoomが提供するSAML JIT Provisioning を利用することができます。ご利用になられる場合、Zoom側でSAMLレスポンスマッピング設定をしてあげる必要があります
プロビジョニングしたいOneLoginのユーザーフィールドをValueから選択して保存します
※ Include in User Provisioning にはチェックを入れないでください
・ラベルなしパラメータ 例:Display name、Job Title等
(SAML SSO only)パラメータと同様にZoomが提供するSAML JIT Provisioning を利用することができます。ご利用になられる場合、Zoom側でSAMLレスポンスマッピング設定をしてあげる必要があります
プロビジョニングしたいOneLoginのユーザーフィールドをValueから選択して保存します
Macro などを使い、フルネームをDisplay Nameにすることもできます
例:{firstname} {lastname}
※ Include in User Provisioning にはチェックを入れないでください
3. Zoom - SAMLレスポンスマッピングの設定
Provisioning onlyのパラメータ以外については、Zoom側でSAMLレスポンスマッピングの設定をする必要があります(Provisioning onlyのパラメータのみをご利用になられる場合は、こちらの設定はスキップしていただいて問題ありません)
- Zoomに管理者権限でサインインします
- 左側のサイドバーにある 詳細 > シングルサインオン をクリックします
- シングルサインオン設定ページへ移動しますので、「SAMLレスポンスマッピング」をクリックします
- ZoomのSAMLレスポンスマッピングを設定します
SAML JIT Provisioningを使ってプロビジョニングしたパラメータを選び、Zoomに記入します。
パラメータを入力する際に、各SSOログインで更新(Update at each SSO login)を有効化することにより、SAML認証でSSOする度に指定ユーザーのパラメータがZoomでOneLogin側での最新の値に更新されます
例:
Display Name(Zoom)に Display name(OneLogin) の値をプロビジョニングする
Job Title(Zoom)に Job Title(OneLogin) の値をプロビジョニングする
SAMLレスポンスマッピングの設定は以上です。
ユーザープロビジョニングの動作確認
- Usersタブを開きます
プロビジョニングが設定されると、ユーザー操作に管理者の承認が必要な設定をしている場合、ユーザーは Pending ステータスになります
- プロビジョニングを承認するにはユーザー名をクリックして[Approve]をクリックします
OneLoginのユーザープロビジョニングで反映される値のみが表示されます
- プロビジョニングが成功すると、Provisioning Stateが緑色で Provisioned が表示されます
ユーザープロビジョニングの動作確認は以上です。
ユーザープロビジョニングの自動化
-
Provisioning タブに移動し、自動実行したい操作のチェックを外し、[Save]をクリックします
- More Actions > Reapply entitlement mappings を選択します
- [OK]をクリックします
-
Users タブに移動し、全ユーザーの Provisioning State が Provisioned に変化していることを確認します
ユーザープロビジョニングの自動化は以上です。
ユーザープロビジョニングの無効化
- OneLoginに管理者でログインし、[管理]をクリックします
- Applications のページを開き、検索欄に Zoom(advanced setup) と入力しコネクタを選択します
- Provisioning > Workflowの Enable provisioning にチェックを外します
- チェックボックスが外れていることを確認してから[Save]します
成功のバナーが表示されればプロビジョニング解除完了です
ユーザープロビジョニングの無効化は以上です。