本記事では、OneLoginからZoomへのSAML シングルサインオン(SSO)およびJITプロビジョニングの設定手順をご案内します。
目次
前提条件
- OneLoginのライセンスが Starter, Enterprise, Unlimited または SSO, Advanced, Professional(新料金体系)のいずれかであること
- OneLoginの Super User または Account Owner 権限を持つアカウントを所有していること
- Zoomにおける管理者権限をお持ちであること
- ZoomにおけるバニティURLが承認済みであること
SAML連携の設定
1. OneLogin側の設定
- OneLoginに管理者でログインし、[管理]をクリックします
-
Applications メニューから[Applications]を選択します
- [Add App]をクリックします
-
Zoom と検索し、該当コネクタを選択します
- [Save]をクリックします
-
Configuration タブに移動し、Subdomain を入力します
例)https://pentio.zoom.usの場合、pentioと入力
-
Zoom OAuth の[Authenticate]をクリックします
-
Zoom をクリックします
-
Zoomにおける管理者権限を持つユーザーでサインインを行います
記入後、[サインイン]をクリックします
-
SSO タブに移動し、Issuer URL(必須)と SAML2.0 Endpoint (HTTP)(必須)と SLO Endpoint (HTTP)(任意)をクリップボードへコピーします
-
View Details をクリックします
-
X.509 Certificate の
-----BEGIN CERTIFICATE-----と-----END CERTIFICATE------を除く内容をクリップボードへコピーします
2. Zoom側の設定
- Zoomに管理者としてログインします
[管理コンソール]>[シングルサインオン(SSO)]のページを開きます
- [詳細]>[シングルサインオン]のページを開きます
-
サインインページURL、発行者(IDPエンティティID)、プロバイダの証明書を特定、サインアウトページURL(任意)の項目にOneLoginのパラメータを入力します
Zoom側に設定する設定値一覧Zoomの項目 OneLoginの値 サインインページURL SAML 2.0 Endpoint (HTTP) サインアウトページURL SLO Endpoint (HTTP) プロバイダの証明書を特定 SSO タブ >[View Details]でコピーした証明書を貼り付けます 発行者(IDPエンティティID) Issuer URL
- [変更を保存]をクリックし、Zoom側での設定は完了です
SAML連携の設定は以上です。
JITプロビジョニングによるライセンスの制御
Zoomの ビジネスプラン をご契約されているお客様は、JIT Provisioning を用いたライセンスと役割を制御することが可能です。ZoomにはSAML認証時に新規ユーザーの作成または既存ユーザーの更新を行うことができるJIT Provisioningの機能がございます。加えて、ビジネスプラン をご契約の場合は、Zoom内でライセンスと役割をユーザーにMappingする機能がございます。これら2つの機能を用いることで、OneLoginからZoomにJIT Provisioningを行うことでZoomのユーザーのライセンス制御を行う事ができます。
1. Zoom側の設定
- Zoomに管理者としてログインします
管理コンソール > 詳細 > シングルサインオン > SAML レスポンスマッピングのページを開きます
- SAMLレスポンスマッピング の下部にある SAML詳細情報マッピング に移動します
SAML属性の値においてユーザータイプ、ユーザーの役割、グループの管理者などといった特定の値が含まれる場合、設定した値に応じてライセンスを振り分けることができます
SAML属性の値は任意で設定できますが、OneLogin側の属性と一致する必要があり、OneLoginと連携する場合はSAML属性は User Type を利用します
ここでは、「OneLogin側からSSOする際に、User Type 属性が Basic であれば、Zoomにおいて基本ユーザーとなる」という設定をする場合を例としてご紹介します
⇒SAML属性: User Type SAML値: Basic 結果の値: 基本
- ライセンスタイプの設定を行うため、ライセンスタイプ内の[編集]をクリックします
-
編集をクリックすると、SAML属性、SAML値、結果の値が設定可能になります
まず、User Type属性において、Basicが割り当てられたユーザーは基本ユーザーとなるような設定をしますSAML属性 SAML値 結果の値 User Type Basic 基本
-
その次に、User Type属性において、Licensedが割り当てられたユーザーはライセンスありのメンバーとなるような設定を行います
SAML属性 SAML値 結果の値 User Type Licensed ライセンスあり
- 結果の値で ライセンスあり を選択後、どのミーティングのライセンスが割り当てるかを選択します
- [変更を保存]をクリックして保存します
2. OneLogin側の設定
- 設定したZoomコネクタの編集画面から Rules タブに移動し、[Add Rule]をクリックします
- まず、ZoomのUser Type が Basic の場合のRuleを設定をしていきます
Name 欄にRuleの名前を入力します
例: User type >> Basic
-
Conditions に移動し、User Type が Basic としたいユーザーが含まれているロールを割り当てます。ここでは、R_ZoomというRoleに所属したユーザーはZoom上でライセンスなしとします
- Actions に移動し、一番上のタブから Set User Type in Zoom を選択します
- 次に、Set User Type to 後のタブから、-Macro- を選択します
- -Macro- を選択後、右隣の欄に Basic と入力します
- Ruleの設定が完了後、[Save]をクリックし、保存します
- Rule が作成されていることを確認します
- 手順3〜9と同様の流れで、ZoomのUser Type が Licensed の場合のRuleを設定をしていき、設定が完了後、[Save]をクリックします。ここでは、R_Zoom LicensedというRoleに所属したユーザーはZoom上でライセンスありとします
- ZoomのUser Type が Basic の場合、Licensed の場合の双方のRuleが設定されていることを確認します
- 確認出来次第、右上の More Actions タブ から、[Reapply entitlement mappings]をクリックします
- 続いて、Users タブに移動してユーザーの内の一人を選択し、実際にBasic または Licensed が自動的に割り当たっているかどうかを確認します
- 編集画面中部に User Type の項目がありますので、Basic または Licensed が記載されていることを確認します
JITプロビジョニング によるライセンスの制御は以上です。
JITプロビジョニングによるグループの設定
Zoomの ビジネスプラン をご契約されているお客様は、JIT Provisioning を用いたライセンスの制御設定に加えて、JIT Provisioning を用いたグループの設定が可能です
ZoomのMapping機能とOneLoginのRulesをを用いることで、OneLoginからZoomにJIT Provisioningを行うことでグループ設定を行う事ができます。
以下では、「OneLoginで サポート担当 というRoleに割りあたっているメンバーが、ZoomでOneLogin Support というグループ名に所属する」という設定をする場合を例としてご紹介します
1. Zoom側の設定
- Zoomに管理者としてログインします
管理コンソール > 詳細 > シングルサインオン > SAML レスポンスマッピングのページを開きます
- SAMLレスポンスマッピング の下部にある SAML詳細情報マッピング > ユーザーグループ に移動します
- 設定を行うため、ユーザーグループ内の[編集]をクリックします
-
編集をクリックすると、SAML属性、SAML値、結果の値が設定可能になります
まず、User Type属性が onelogin であるユーザーはZoomにおいて OneLogin Support というグループに所属するという設定をしますSAML属性 SAML値 結果の値 User Group onelogin OneLogin Support
- [変更を保存]をクリックして保存します
2. OneLogin側の設定
- 設定したZoomコネクタの編集画面から Rules タブに移動し、[Add Rule]をクリックします
-
Name 欄にRuleの名前を入力します
例: グループ割当 (OneLogin Support)
-
Conditions に移動し、Zoom上でUser Group が OneLogin Support としたいユーザーが含まれているロールを割り当てます。ここでは、サポート担当というRoleに所属したユーザーはZoom上でOneLogin Support のグループに所属するものとします
- Actions に移動し、一番上のタブから Set User Group in Zoom を選択します
- 次に、Set User Group to 後のタブから、-Macro- を選択します
- -Macro- を選択後、右隣の欄に onelogin と入力します
- Ruleの設定が完了後、[Save]をクリックし、保存します
- Rule が作成されていることを確認します
- 確認出来次第、右上の More Actions タブ から、[Reapply entitlement mappings]をクリックします
- 続いて、Users タブに移動してユーザーの内の一人を選択し、実際に onelogin が自動的に割り当たっているかどうかを確認します
- 編集画面中部に User Group の項目がありますので、onelogin が記載されていることを確認します
- Zoomに管理者でログインし、管理コンソール > ユーザー管理 > グループ管理 からメンバーにZoom側でグループが割り当てられていることを確認します
- Zoom側で OneLogin Support が割り当てられていることを確認します
JITプロビジョニングによるグループの設定は以上です。
SAML SSOの無効化
- OneLoginにZoomにおける管理者権限を持つユーザーでログインし、 Zoom をクリックします
- [管理コンソール]>[詳細]>[シングルサインオン]をクリックします
- Zoomのシングルサインオン設定ページへ移動します
[シングルサインオンを無効化]をクリックして、SAML連携を解除することができます
SAML SSOの無効化は以上です。