この記事では、2020年5月にリリースされるOneLoginの新しいプロフィール画面に関して、既存のプロフィール画面との比較など、変更点の詳細をお知らせします。
【リリース状況について】
2020年5月11日(月)時点ではEarly Preview提供段階であり、お客様の環境ではまだご利用頂けません。正式版リリースは2020年中を予定しております。
(2020年10月23日追記)
主な変更点
1. UIの変更
OneLoginのページから[プロフィール]をクリックするとプロフィール画面に移動します。
以下にリリース前後でのプロフィール画面を示しました。
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新UI |
旧UIではユーザー情報などが単一ページにすべて記載されていましたが、新UIでは、タブ形式で階層的に情報が表示されるようになりました。
それに伴って、レスポンシブ対応しており、モバイル端末での表示にも最適化されました。
その他、UIなどの表示に関する細かな変更点を記載します。
パスワード変更画面
OneLoginのログイン画面に準拠した入力画面となり、従来の画面では表示されなかったパスワードの最終更新日や、有効期限を確認できるようになりました。また、入力したパスワードが要件を満たしているのかどうかが分かりやすくなりました。
認証要素管理画面
各認証要素の詳細情報を確認できるようになりました。
例)OneLogin Protect:MFA認証を行う端末情報や、前回の使用履歴、認証要素の追加日などを確認できるようになりました。
Google Authenticator:前回の使用履歴、認証要素の追加日などを確認できるようになりました。
ブラウザ拡張機能管理画面
表示内容の変更は特にありません。
OneLogin Desktop管理画面
OneLoginを利用したマシンの詳細情報などを確認することができるようになりました。
2. 新機能の追加
認証要素の名称変更が可能に
[Security Factors]より、認証要素として登録したものを確認できます。最新のリリースでは、この画面より、認証要素の名称変更が可能となりました。
名前を変更したい要素の右の展開マークをクリックして、[名前を編集]を選択することで変更できます。
ただし、設定できる名前は20文字以内となっています。
※[削除する]より、認証要素の削除。[詳細を表示]より、クレデンシャルID /識別子といった詳細情報にアクセスすることができます。
認証要素の追加フローがガイド付きに
[Security Factors]より認証要素が追加できますが、新しいリリース版では追加フローがガイド付きとなりました。
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最近のアクティビティログが確認できるように
プロフィール画面から[最近のアクティビティ]を確認することができるようになりました。
ここでは、ユーザー自身のログイン、パスワード変更、認証要素の追加・削除などのイベントのログを確認することができます。
また、そのイベントに心当たりがないなど、不審なアクティビティが確認された場合には[レポート]からシステム管理者に報告することができるようになりました。
ただし、この機能を使うには管理者が事前にHelp optionを有効化しておく必要があります。
※管理画面より[Settings]→[Branding]→[Support]画面へ移動して有効化します。
3. パスワード変更に関する不具合の解消
旧バージョンでは一部の環境にて、ADと同期されているユーザーがプロフィール画面からパスワード変更を試みた際、変更後のパスワードが要件を満たしているにも関わらず変更ができないという不具合が確認されておりました。
このリリースで提供される新しいバージョンでは、その不具合は修正されております。