本記事では、OneLogin で ハードウェアトークン を多要素認証(MFA)として利用するためのユーザーポリシーの設定手順をご案内します。ハードウェアトークンの登録、APIトークン取得、ユーザーポリシー作成、ユーザーやグループへのポリシー割り当て方法をご説明します。
ハードウェアトークン を利用すると、ユーザー名とパスワードに加え、ハードウェアで生成されるワンタイムパスワード(OTP)の入力が要求され、OneLogin のセキュリティをより一層強化できます。
*OneLoginでは、OTPの生成時間間隔が30秒で、6桁の数字を生成するハードウェアトークンのみに対応しております。ハードウェアトークンのシード値は、バイナリに変換後、Base64形式 に変換する必要があります。必ず Hex to Base64 Converter を用いて、Base64に変換してください。登録したハードウェアトークンの情報は、米国One Identity社でのみ削除が可能です。もし誤ったハードウェアトークンのIDや生成時間間隔などを登録してしまった場合は、ペンティオヘルプサポートまでお問い合わせください。ペンティオでは、飛天ジャパン株式会社が提供する C200 にて動作確認を行いました。そのほかのハードウェアトークンにつきましては確認を行なっておらず、動作の保証はできかねますことをご承知おきください。
前提条件
- OneLoginのライセンスプラン が SSO, Advanced, Professional または旧ライセンスプラン Starter, Enterprise, Unlimited のいずれかであること
- OneLoginの Super User または Account Owner 権限を持つアカウントを所有していること
- ハードウェアトークンのID、およびシード値を所有していること
目次
1. OneLogin APIトークンの取得
- OneLoginに管理者でログインし、管理 を開きます
- Developers > API Credentials を選択します
- [New Credential]をクリックします
- 任意の Name を入力し、Manage All を選択します
- [Save]をクリックします
-
Client ID と Client Secret をクリップボードにコピーします
- [Done]をクリックします
2. ハードウェアトークンの登録
- 下記記事の「2. Postman側の設定」を実施し、OneLogin APIのアクセストークンを取得します
Postmanを使用してOneLogin APIから情報を取得する
- ハードウェアトークンの登録用コレクションを追加するため、[+]> [Collection]をクリックします
- 任意のコレクション名を入力します
-
Authorizationタブに移動します
- Auth Typeを Bearer Token、Tokenを
{{access_token}}に設定します
- ご利用端末がmacOSの場合は cmd + S、Windowsの場合は ctrl + S を実行し、設定内容を保存します
- [Add request]を選択します
- 任意のリクエスト名を入力します
- HTTPリクエストのメソッドを POST に変更します
-
https://{{api-domain}}/api/v5/oath_tokens/importを入力します
-
Bodyタブに移動します
- Bodyの形式をnoneからrawに変更します
-
下記の形式でお手元のハードウェアトークンの情報を入力します。トークン自体に記載されているID、およびハードウェアメーカーやベンダーから受け取ったシード値を利用します
*本手順で登録する情報は、お手元では削除できず、米国One Identityのみで削除が可能です。IDやシード値に間違いがないことを今一度ご確認ください。
*seed には、下記コンバータを用いて変換したBase64形式のシード値をご設定ください。
Hex to Base64 Converter[ { "id" : "<ハードウェアトークンのID>", "seed" : "<ハードウェアトークンのシード値(Base64形式)>", "interval" : "30", "digits" : "6" } ]
- [Save]をクリックします
- [Send]をクリックします
- APIを実行したレスポンスコードが 201 Created、レスポンスボディに
"tokens_imported": "[\"ハードウェアトークンのID\"]"が記載されていたら、正常に登録完了です
3. ユーザーポリシーの作成
- Security > Authentication Factors を開きます
- [New Auth Factor]をクリックします
-
OATH Hardware Token の[Choose]をクリックします
- 任意の認証要素名を設定し、[Save]をクリックします
*認証要素名はエンドユーザーによるトークン登録時に表示されます。
- Security > Policies に移動します
- [New User Policy]をクリックします
- 任意のポリシー名を入力します
-
MFAタブに移動します
-
Multi-Factorにて、設定した認証要素のみにチェックが入るように設定します
*そのほかの認証要素の利用も許可する場合は、ほかの要素にチェックが入っていても問題ありません。
- Enforcement Settings > OTP required for を All users に設定します
- その他、パスワードポリシーやログインセッション時間の設定などを行います
- [Save]をクリックします
- ユーザーポリシー設定の保存時、OneLoginがデフォルトで定めているパスワードポリシーよりも低いパスワードポリシーの場合、下記画像のように警告が出る場合があります。問題ないことをお確かめの上、[Confirm]をクリックします
4. ユーザーポリシーの適用
ユーザーに直接ユーザーポリシーを割り当てる方法
- OneLogin管理画面 Users > Users に移動します
- ハードウェアトークンのユーザーポリシーを紐づけたいユーザーを検索し、選択します
-
Authenticationタブに移動します
-
User security policy で今回作成したポリシーを選択します
- [Save User]をクリックします
グループにユーザーポリシーを割り当てる方法
- Users > Groups に移動します
- [New Group]をクリックします
- 任意のグループ名を入力します
-
Security policy で今回作成したユーザーポリシーを選択します
- [Save]をクリックします
ユーザーポリシーの適用は以上です。
ユーザーにグループを割り当てる方法につきましては、下記セクションから記事をご覧ください。
- 少ないユーザー数に対しグループを手動で割り当てる場合
▶︎ ユーザーグループの作成と割り当て
- 複数のユーザーへ一斉にグループを割り当てたい場合
▶︎ CSVファイルを用いてグループをユーザーに割り当てる
- ユーザー情報を用いて複数のユーザーへ動的にグループを割り当てたい場合
▶︎ Mappingでグループを割り当てる