本記事では、OneLogin で Duo Mobileアプリ を多要素認証(MFA)として利用するためのユーザーポリシーの設定手順をご案内します。Duo Security の設定、ユーザーポリシーの作成、個々のユーザーやグループへのポリシーの割り当て、および CSV ファイルやマッピング機能を使用したグループへのポリシーの割り当ての手順をご紹介します。
無料の Duo Mobileアプリ を利用すると、ユーザー名とパスワードに加え、定期的に生成される6桁のワンタイムパスワード(OTP)の入力が要求され、OneLogin のセキュリティをより一層強化できます。
前提条件
- OneLoginのライセンスプラン が SSO, Advanced, Professional または旧ライセンスプラン Starter, Enterprise, Unlimited のいずれかであること
- OneLoginの Super User または Account Owner 権限を持つアカウントを所有していること
- Duo Securityにおける管理者権限を持っていること
目次
1. Duo Securityを認証要素に追加
Duo Securityに関するユーザーポリシーの設定により、ユーザーにOTP認証を適用させることができます。
- OneLoginに管理者でログインし、管理 を開きます
- Security > Authentication Factors を開きます
- [New Auth Factor]をクリックします
-
Duo Security の[Choose]をクリックします
- Duo Securityに管理者権限を持つアカウントでログインします
- Applicationsタブ > protect an Application をクリックします
- 検索欄へ 「OneLogin」と入力し、[Protect] をクリックします
-
下記の3点の値をコピーします
•• Client secret• API hostname
これらの設定値はOneLoginに入力します
- ページの最後にある[Save]をクリックします
- Usesタブ > [Add Users] をクリックします
-
MFAにDuo Securityを設定したいユーザーの識別子を入力し、[Add User] をクリックします
(例:hikari.nakamra@gmail.com)
Duo Securityでは、Username(Duo Securityの値)を識別子としてOneLogin側のユーザーを判別します。例として、OneLoginの識別子を Email(OneLoginの値) に設定すると、Email(OneLoginの値)とUsername(Duo Securityの値)が一致した場合にのみ認証が適用される、という仕組みになっています。
-
OneLoginの設定画面から手順1-10でコピーしたDuoの設定値を入力します
OneLogin Duo Security
- 手順1-13で設定した識別子に合わせ、Duo OTP Identifier を選択します
- 設定が完了したら[Save]をクリックします
2. ユーザーポリシーの作成
次に、Duo Securityをユーザーポリシーに追加します。
- Security > Policies を開きます
- [New User Policy] をクリックします
- 任意のポリシー名を入力します
- ポリシー名の入力後、MFAタブ をクリックします
- One-time passwords 項目から OTP Auth Required、Duo Security にチェックを入れます
この操作によりポリシーを適用されたユーザーはサインイン時にOneLogin SMSによる認証が強制になります
-
Enforcement Settings > OTP required for を All users に選択し、[Save]をクリックします
この設定により、ポリシーを与えられたユーザー全員にOTP認証を適用することができます
(補足)Unknown Browserについて
Enforce Settings内の項目「OTP required at」 には、「At every login」だけでなく、「Unknown Browser」という選択肢があります。これを設定すると、一度OneLoginにサインインしたブラウザに対して、OTP認証が要求されなくなります
「Unknown Browser」を設定する場合、Security cookie expirationの項目に登録した日からの有効日数を入力してください。これにより、指定した日数だけOTP認証が要求されなくなります。
OTP認証を毎ログインで要求されるのが面倒である場合、この設定をしてあげることによりOTP認証を指定期間だけスキップすることが可能です
-
Account Recoveryタブ をクリックします
-
Select Factors Available 項目から Email、OneLogin SMS にチェックを入れます
この操作により、ユーザーがパスワードリセットをする際にもOneLogin SMSが適用されます
- [Save]をクリックし、保存します
ユーザーポリシーの設定は以上です。
3. ユーザーポリシーの適用
Duo Securityのポリシーをユーザーに割り当てます。
ポリシーを割り当てる方法として、以下の2つの方法があります。
- 個人に直接割り当てる方法
- グループにポリシーを割り当てる方法
少数に対してポリシーを適用したい場合は1. の方法を、グループ単位で一括でポリシーを適用したい場合は2. の方法を利用することを推奨します。
3-1. 個人への直接割り当て
- 管理画面から Usersタブ >[Users]を選択します
- ポリシーを反映したい(Duo Securityを適用したい)ユーザーをクリックします
-
Authenticationタブ をクリックします
-
User security policy のプルダウンから、先ほど作成したポリシー
例)Duo Security_Policy
- [Save User]をクリックし、保存します
個人へのポリシーを割り当ては以上です。
3-2. グループへのポリシーを割り当て
- 管理画面から Users > [Groups] を選択します
- ページ右上にある [New Group] より新しいポリシーグループを作成します
- 任意のグループ名を入力します
-
Security policyタブ から先ほど追加したポリシーを選択します
例)Duo Security_Policy
- [Save]をクリックし、保存します
グループへのポリシー割り当ては以上です。
グループにユーザーを割り当てることにより、ユーザーに対してポリシーを適用させることができます
3.3 グループへユーザーを割り当てる方法(グループで割り当てる場合)
(注意)3.1 でユーザーにポリシーを直接割り当てた場合、この設定は必要ありません
グループへユーザーを割り当てる方法を説明します
3.3.1 csvによるグループの割り当て方法、3.3.2 Mappingによるグループの割り当て方法 の2種類があります
手動で一斉に割り当てる場合はcsvによる割り当て方法、ユーザーパラメータを利用して自動的に割り当てる場合はMappingによる割り当て方法を推奨します
3.3.1 CSVファイルによるグループ割り当て
- 管理画面から Users > [Users] を選択します
-
More Actions > [import users] をクリックします
- [CSVテンプレートをダウンロードする] をクリックし、CSVファイルをダウンロードします
- ダウンロードしたCSVファイルを開き、グループに追加したいユーザーと、groupの列に先ほど作成したユーザーグループを記入します
- [Upload File] をクリックし、編集したCSVファイルをアップロードします
- アップロードできたことを確認し、[import] をクリックします
CSVファイルによるグループ割り当ては以上です。
3.3.2 マッピングによるグループ割り当て
OneLoginのMapping機能を使うと、指定の条件を持ったユーザーを自動的にグループへ追加することが可能になります(Mappingでは、ポリシーを直接ユーザーに追加することができません)。その使い方の例を紹介します
- 管理画面から Usersタブ >[Mapping]を選択します
- ページ右上にある[New Mapping]をクリックし、新しいマッピングを作成します
- 任意のマッピング名を入力します
-
Conditions、Actions を設定します
例として、Conditions Department equals インターン Actions Set group OneLogin Duo_Group と設定した場合、Departmentの値が営業部のユーザーに対し、Duo Securityが適用されます
- Conditions、Actionsの設定が完了したら[Save] をクリックします
- [Reapply All Mappings]をクリックします
- 確認画面が表示されるので、[Continue] をクリックします
この操作により、Mappingが実行されます
マッピングによるグループ割り当ては以上です。
このようにMapping機能を活用することにより、自動的にOneLogin SMSのポリシーをユーザーに設定することができます。